眠れない焦りを一瞬でなくして「すぐにぐっすり眠れる方法」

不眠症を治すためには

 この記事では、『「眠れない焦り」を一瞬でなくしてすぐに眠れる方法』のやり方を紹介します!

眠れないときって本当に焦りますよね。私も「早く眠らなきゃ~」って思う時ほど眠れなくて悩んでいました。あまりに眠れな過ぎて眠るのをあきらめたことが何回あったことか。。

 眠れなくて焦るのは、初めての事じゃないし対応できそうなもんなんですが、意外と解決策が見つからないんですよね。

でも、眠れない焦りを消し飛ばせないのは、今までのやり方が間違っていたからかもしれません。

この記事に書いている「正しい対処法」を実践していくだけで、あなたもすぐにグッスリ眠れるようになります!!

結論を先にいってしまうと、まずは眠ろうとしないことが大切です。じつは、人間の心理の基礎を理解していれば、すぐに眠れるようになるんです。

では、そんな「眠れない焦りをなくしてすぐに眠れる方法」について、これから詳しくお伝えをしていきますね。

眠れない夜の焦りの原因はたった1つ!それは「皮肉!!」

人間は、「考えるな!!」と言われた時や「考えないようにしている時」ほど逆に考えてしまう生き物です。

具体的には「眠れないくて焦っている」のに「眠れていない自分を考えない」ようにすると逆に「眠れていない自分の事を考えてしまう」んですね。

アメリカで「シロクマ実験」と呼ばれる研究があります。

シロクマの一日を記録した約50分のビデオを見てもらったあと、実験に参加した人を3グループに分け、次のように指示しるんですね。

  1. 「シロクマのことを覚えておけ」と指示されたグループ
  2. 「シロクマのことは考えても考えなくてもいい」と指示されたグループ
  3. 「シロクマのことだけは考えるな」と指示されたグループ

1年後に参加者を集めて、ビデオを内容をどれだけ詳しく覚えていたかを調べると、最も成績がよかったのは、「シロクマのことだけは考えるな」と言われたグループでした。

シロクマのことを考えてはいけない!!」と禁止された人のほうが、「考えちゃダメだっ!忘れなきゃっ!!」としているうち、逆に何度も思いかえしてしまう。

そのうえ、「内容を一番詳しく覚えてしまった!!」という皮肉な結果が出た研究です。

この研究のように、眠れなくて焦りがでている人は、『眠ろうとすること努力する』で眠れない自分のことを考えてしまっている可能性が高いです。。

  • 人間は考えるなと言われた物事をより考えてしまう性質をもっている!
  • 眠れないときに眠ろうとすると眠れていない自分に意識が向かう!
  • 眠れていない自分に意識が向かうと焦りが生まれる!

解決策は「あえて起き続ける努力する」こと!?

眠れない夜の焦りを解決する方法があります。それは、「あえて起き続ける努力をする」ことです。

直感的には「そんなのしても逆効果だろ!!」と思ってしまいそうですが、ちゃんと科学的に効果が証明されています。

これは、2006年にグラスゴー大学が不眠症の患者さん34人を対象に行われた研究です(R)。研究では参加者を以下の2つのグループに分けてました。

  1. できるだけ眠るように努力してもらうグループ
  2. 起き続けるように努力したグループ

結果は、「起き続けるように努力したグループのほうが眠りにつくまでの時間が早かった!!」とのことです。

なぜ効果があるのかは簡単で、シロクマ実験のように「眠ろうとする」と皮肉なことに「眠れていない自分」に意識が向かってしまいます。

ですが、「起き続けるように努力する」と「眠れない自分に意識が向かわずに済む」ので結果的にリラックスすることができるんです。

これは、「逆説的な意図」と呼ばれる心理テクニックで「不眠症に対する認知行動療法」の1つになります。

逆説的な意図の生みの親は、心理学者のヴィクトル・フランクルです。

彼は第二次世界大戦のホロコーストの生存者でした。 強制収容所での経験によって、彼は、極端な条件、過酷で厳しい環境が人間の本性がどのように反応するかを多く観察したそうです。

そのこともあり逆説的な意図を含むいくつかの治療法の開発に貢献しました。

  • 起き続けるように努力すると眠れるようになる
  • 眠れない自分に意識が向かないのが理由
  • この方法は「逆説的な意図」と呼ばれる歴史のある心理テクニック
  • 強制収容所での経験をもとに開発されたテクニック

守るポイントはたった2つ「逆説的な意図」やり方

逆説的な意図のやり方はものすごくシンプルです。意識して守るポイントはたった2つだけ。

  1. できるだけ目を開け続けるように努力する:目を閉じてはいけません。目を開けてできるだけ開け続けることに意識を向けてください。
  2. 横になるだけ:スマホをいじるや本を読むなどの行動はNGです。仰向けになってできるだけ動かないようにしてください。「リラックスして横になるだけ!!」がポイントです。
  • 守るポイントはたった2つ
  • できるだけ目を開け続けるようにする
  • リラックスして横になるだけ

最後に

眠れない夜の焦りの原因は、皮肉なことに「眠ろうとする」ほど「眠れない自分に意識が向かうから」です。

解決策として使えるのは、「不眠症に対する認知行動療法」の1つである「逆説的な意図」

もしあなたが、他の「不眠症に対する認知行動療法」に興味があるなら「不眠症が治らない人へ!ブラック企業勤めで不眠症だった私が不眠症を治した方法 」をご覧ください。

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