ここ最近、メンタルが「へこみやすい人」と「そうでない人」の違いについて調べていたら、「子供の頃の住居環境が影響しているかもしれないぞ!」という論文が面白かったので、紹介したいと思います。
これは、2019年にデンマークのオーフス大学が行った研究(R)で、
まずは、1985年~2013年までの衛星データを使用して、家の周りにどのくらい緑地があるのか?などをマッピングしたそうです。
その後に0~10歳までに緑が豊かな環境で育った子供とそうでない子供を割り出し、さまざまな精神障害(16種類)が発症するリスクを比較したという内容になります。
結論から先に行ってしまうと、「緑が豊かな環境で育った子供は、思春期~成人期、さらには人生の後半でさまざまな精神障害になるリスクが最大55%も低くなる!!」とのこと。。
55%はかなりすごい数字ですよね。
なんでそのような結果が出るのか
そもそも、自然環境に身を置くとメンタルにめちゃくちゃいい!!というのが答えになります。(雑なまとめwww
緑が豊かな自然環境に身を置くと以下の効果があるとのこと。
- ストレスレベルが低下する。
- 集中力や注意力が適切にキープされる。
- 社会的結束力が高まる。
- 身体活動レベルが上がる。
- 子供の認知発達が改善する。(新しく物事を覚える能力が改善する)
まさに、いいとだらけですね。さらに、これらすべてが人のメンタルに影響を与える可能性があります。
個人的にも「近ごろは自然環境が人間のメンタルにいい影響を与えるぞ!!」という内容の論文がかなり増えてきた印象があります。海外のサイトに「森林浴(shinrinyoku)」という言葉が書かれているほどです。
研究を行ったKristine Engemann氏によると、
「これまで考えられていたよりも、自然環境が精神的な健康に大きな役割を果たすという証拠が増えている。この研究は、より多くの人に自然環境の重要性を理解するうえで有益である」
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6421415/
将来の事を考えると人口が都市に集中のは明白です。なので、緑地を確保した都市開発などが必要になってくるかもしれませんね。。。
また、個人としては、できるだけ自然環境にふれる活動増やしたほうがいいかもしれません。。
お子さんがいる方は週末にはキャンプをしてみるなど、自然環境にふれる回数を増やすのもありかも。。。
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