意外と知らない「亜鉛サプリ」の効果6選

サプリ

亜鉛は、多くの重要な役割を果たすミネラルです。

ですが、体は自然に亜鉛を生産しないので、「食べ物」または「サプリメント」を通して摂取しないといけないんですね。

ただ、亜鉛の特徴として注意しないといけない点が3つあります。

  • 亜鉛とメンタル(うつ病)は密接な関係している(R)
  • ストレスなんかの精神的な負担でガンガン消費されてしまう。
  • ストレスを感じやすい人は特に減りやすい。

といった感じ。

なので、メンタルが激弱な私も「サプリという形で摂取していきたいなぁ~」と思っているのですが、亜鉛サプリの効果については正直あんまり知らない・・・

「髪の毛が生えるよ~」「精子の量が増えるよ~」みたいなことは聞いたことがあるけど、ちゃんと科学的に証明された「亜鉛サプリの効果」ってどんなものなのか。

その疑問の答えを探すために、論文を漁っていたら「亜鉛ってすごいんだな」って感心させられました。というか正直舐めてたwww

結論から先に言ってしまうと「亜鉛の効果」はざっと調べてみただけで6つあります。

そのなかでも驚かされたのが「ニキビ対策」に使えるということです。

思わず「マジかっ!」って声が出てしまいましたww

では、そんな「亜鉛サプリの効果」について詳しく説明していきますね。。

1.亜鉛サプリは老化の原因である炎症を減らすのに効果がある!!

亜鉛は抗酸化物質として作用して、炎症を減少させます。

炎症とは、ひとことで言うと「老化の原因」で、あらゆる病気を引き起こす厄介なやつですね。

その厄介な存在である炎症が減少するため結果的に「糖尿病、心臓病、ガン」などといった慢性疾患から守ってくれるですね。

ざっくりまとめると次のような感じになります。

  1. 酸化ストレスは炎症を引き起こす。
  2. 炎症は「癌」「心臓病」「メンタルの悪化(うつ病)」など、あらゆる病気の原因である(R
  3. 亜鉛は酸化ストレスを減少させて、体内にある炎症性タンパク質を減少させる(R

みたいな感じです。

もしあなたが、「私には関係ない!!」と思ったのなら、それは間違いです。

現代の生活は、炎症を引き起こす要因がたくさん潜んでいるんですよ。

あなたはいくつ当てはまる?炎症を引き起こす食生活

炎症を引き起こす原因はいくつかありますが、多くの人に当てはまるのは「食生活の乱れ」です。

【炎症を引き起こす食生活】

  • 砂糖
  • 精製炭水化物(白米・小麦粉・パン)
  • アルコール
  • 加工肉(ウィンナー・ベーコン・ハム)
  • トランス脂肪(マーガリン・フライドポテト・スナック菓子)

いかにも、体に悪そうなものが並んでいますが、「先週食べなかった物」のほうが少ないのではないでしょうか?

「ヤバいな」と思ったの方は、亜鉛を試してみるといいかもしれません。

【まとめ】

現代の食生活はあらゆる体調不良の原因である「炎症」を引き起こす可能性が高く。亜鉛は、その「炎症」を減少させることができます。

2.風邪を治す&予防として効果的

亜鉛は、風邪の予防と治療に効果的です。

海外では、風邪を引いたら「亜鉛を飲む」のは、かなりメジャーみたい。。

なぜか、日本ではマイナーですよね。(私も知らなかったww)

ちゃんと、科学的にも効果は証明されているため使うのはありだと思います。

具体的には、2007年に「50人の高齢者に45mgのグルコン酸亜鉛を飲んでもらい効果を調べた」研究が参考になるかと思います(1)。

【研究結果】

  • 炎症が減少した!!
  • 風邪にかかる頻度が減少した!!

といった感じ。亜鉛が免疫機能を改善してくれるのは間違いなさそうですね。。。

風邪をひいてからすぐに飲むと治りが早くなる!?

「もうすでに風邪をひいていた場合はどうなのよ」ってのが気になるかと思います。

この疑問については2013年のレビュー論文がためになったので紹介しますね。

2013年のレビュー論文は、「風邪に対する亜鉛の効果調べた」を18件の先行研究を分析してくれていて参考になりました(2)。

分析の結果何が分かったのかというと、、、

  • 風邪の症状が現れてから24時間以内に亜鉛を摂取すると、症状の持続時間が平均約1日短くなる!!

風邪をひいてしまったときは、早く治したいってのが人情だと思うので、なかなか使い勝手はいいのではないでしょうか?

【まとめ】

亜鉛は、免疫機能を改善してくれて、「風邪の予防」「風邪を引いた後の対処法」としても有益です。

3.亜鉛サプリは、「ニキビは減るし、財布にも優しい」

亜鉛はニキビ対策として使う事ができます。私は知らなかったので驚きましたが、普通知ってるのかな?w

2010年の論文:「亜鉛は、ニキビの原因であるアクネ菌の成長を抑制する

2014年の論文:「そもそも、ニキビになりやすい人は、亜鉛のレベルが低い

といった感じです。したがって、亜鉛サプリを摂取すると症状の軽減につながるわけですね。

他の治療法と比べてどうなの?どんなサプリが効果があるの?

徹底リサーチした結果、現時点の科学的な見解をまとめると以下の感じになるかと思います。

2018年のレビュー論文:「亜鉛サプリメントは、安価で効果的であり、副作用がはるかに少ないため、他の治療法よりも好まれる」(3

2014年のレビュー論文:「特に硫酸亜鉛がニキビ治療に使える」(4

といった感じ。

なので、ニキビが気になる方は、硫酸亜鉛を使うと「ニキビも治るし」「財布にもやさしい」一石二鳥なので試してみてはいかがでしょうか?

【まとめ】

亜鉛不足の人は、ニキビができやすい傾向があります。そして、亜鉛はアクネ菌の成長を抑制する効果があり、特に「硫酸亜鉛」が有用です。

4.心臓の健康を守るかもしれない

亜鉛は心臓の健康を改善する可能性があります。

つまり、日本人の死因の上位に必ず来る「心疾患」から守ってくれる可能性があるんですね。

2015年の系統的レビュー論文:亜鉛サプリは、心筋梗塞や動脈硬化の原因である「悪玉コルステロール」「トリグリセリド(中性脂肪)」の値を減少させてくれる5

中性脂肪と悪玉コルステロールの減少ってのは、かなりすごい効果ですよね。。。

その他にも血圧を下げる効果もあるかも・・・

2013年に40人の女性を対象に行われた研究:亜鉛摂取量が多い人ほど、収縮期血圧のレベルが低いことが分かった(6)。

ただ、血圧への効果は「研究データが少ないため」信頼度は低めかもしれないです。。

他の研究でも血液中の亜鉛レベルが低い人は冠状動脈性心疾患にかかるリスクが高くなる可能性があるんだとか。。

【まとめ】

亜鉛サプリは、心疾患の原因である「悪玉コルステロール」「中性脂肪」を減らす効果があります。

5.失明から目を守る

亜鉛は、「黄斑変性症(おうはんへんせいしょう)」という高齢者に多く見られる目の病気の進行を遅らせることが出来ます。

聞き馴染みのない病気だとは思いますが、黄斑変性症は50代を過ぎたころから見られて、視界が部分的に歪んだりする病気です。

  • 60~70代が最も多い
  • 失明率はそこまで高くない
  • 日本人の失明原因の第4位が黄斑変性症で9.8%程度

亜鉛サプリは、この高齢者に一般的な目の病気の治療に使用されているんですね。。

具体的な研究例を挙げると、、、、

2014年加齢黄斑変性(AMD)患者72人を対象とした研究:50 mgの硫酸亜鉛を3か月間毎日摂取すると、疾患の進行が遅くなることが示されました7)。

2013年のレビュー論文:亜鉛の補給が進行した黄斑変性への進行のリスクを低減するのに効果的であることが報告されました8

ただ、亜鉛サプリだけでは大きな視力改善といった効果は望めない可能性があり、他の治療と組み合わせる必要があるんだそう。。

【まとめ】

亜鉛サプリは、高齢者に一般的な「黄斑変性症(おうはんへんせいしょう)」の進行を遅らせる作用があります。ただ、この分野の研究数はまだまだ少ないため、さらなる研究が必要です。

6.低テストステロンを改善してくれる

亜鉛は、1部では「性欲アップ」と認識されていますが、正確には、「亜鉛不足によるテストステロンの低下を改善する」だけです。

2007年の論文:十分に亜鉛を摂取している人はそれ以上摂取しても「性欲アップ」するわけではない(9)。

逆に言うと「低テストステロンの人」は亜鉛を飲むことで「性欲アップ」の効果を得られるという事。心当たりの方は試してみる価値はあるでしょう。

低テストステロンの特徴

低テストステロンの症状は以下の通りです。

  • 筋肉量の減少(握力など)
  •  性欲の減少
  • 勃起不全 
  • 集中するのが難しい

といった感じ。これらの症状のどれかが「人生」や「生活」に支障をきたしている場合は、亜鉛サプリを検討するほかに、治療の選択肢について医師に相談してみるのがいいかと思います。。

【まとめ】

亜鉛は、1部では「性欲アップ」につながると思われていますが、正確には「低テストステロンを改善する」効果があるだけです。

逆にいうと「低テストステロン」の方は亜鉛サプリを飲むと「性欲アップ」するかもしれません

まとめ

亜鉛は、あらゆる体調不良の原因である「炎症」を減少させたり、風邪の症状の持続期間を短縮したり、重度の炎症性にきびを改善。

さらに、心臓病のリスクを低下させ、黄斑変性の進行を遅らせる可能性がある優れたミネラルです。

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