えっ！？バレリアンは効かない？睡眠に効果があるのかリサーチしてみた。

この記事では「バレリアンって効かない」って聞くけどホントのとこはどうなの？みたいなことを書いています。

結論から言ってしまうと、バレリアンは「自分の睡眠に満足できる(主観的な睡眠の質を改善する）」という効果があることがいくつかの研究によって示唆されています。

しかし、あまり聞き馴染みのないサプリなので、知らない方が多いでしょう。

なので、この記事では以下の3つの内容について書いてみます。

• バレリアンとは何なのか？
• なぜ睡眠を改善してくれるのか？
• 飲み方はどうすればいいのか？

良かったら読んでみてください。

「効果がない」「効かない」など言われている”バレリアン”とはそもそも何なのか？

バレリアンは、アジアとヨーロッパに原産のハーブです。日本語だとセイヨウカノコソウという呼び方をします。 また、バレリアン（valerian）という名前はラテン語の動詞「valere」から派生したもので、 “強くなる“または “健康である“という意味があるそうです。

ちなみに、日本語に直訳すると「力」という意味になります。

バレリアンの歴史は古く古代ギリシャやローマ時代にまでさかのぼります。伝統医学で鎮静剤として使われました。 そして現在でもバレリアンには不安をやわらげる効果と睡眠を促進する効果があることが科学的に証明されています。

不眠症対策や不安をやわらげるために多くの人に使われているようです。

バレリアンは、カプセルまたは液体の形でサプリメントとして利用できます。また、お茶としても消費できます。

なぜ「睡眠をうながして」「不安をやわらげる」効果があるのか

バレリアンには、睡眠を促進させて不安をやわらげる効果があります。なぜそのような効果があるのでしょうか？

それは、脳の神経系の調節を助けて落ち着きや、リラックスさせる効果がある神経伝達物質のGABA（ギャバ）という物質とかかわりがあるからです。

バレリアンには、このGABAが脳内で分解されてしまうというプロセスを抑制する効果があります。つまり、リラックス効果のある物質の機能低下を防ぐという事ですね。ちなみに、バレリアンのこの機能は、一部の抗不安薬が機能するのと同じプロセスです。

また、バレリアンには、抗酸化剤として効果がある成分が多数含まれています。

• 「ヘスペリジン」
• 「リナリン」などが含まれている

この成分には、鎮静作用と睡眠促進作用があります。 これらの成分の多くは、ストレスに対する過剰脳の反応を阻害する効果があります。

 バレリアンは自分の睡眠に満足させてくれます。

バレリアンルートを使用すると、睡眠を促進する効果と、主観的な睡眠の質を向上させることができるという事が研究で証明されています。（R、R）

つまり「昨日はよく眠ったなぁ～」と思えるほどの効果があるよ！！といった感じです。

客観的な睡眠の改善効果については、まだ明確な証拠があまりないのが現状です。

ただ、主観的な睡眠の質というのはあながち馬鹿にできるものではなく、1,700人以上を対象に調べた研究によると、「自分の睡眠に不満がある人が高血圧になる確率は、不満がない人にくらべて300〜500％高いそう」。

つまり、自分の睡眠に満足しているというのは健康にとってかなりポジティブな影響を与えます。

やまいは気からは正しいんですね（笑）

また、バレリアンの睡眠への影響を調べる研究のほとんどは大人を対象にしたものが多いのですが、最近では、落ち着きのなさや、睡眠障害のある子供にも効果が確認されています。（R)

サプリメントの 飲み方

バレリアンの飲み方は目的によって少し違います。特に複雑なわけではないので安心してください。

不眠症のため：就寝の30～120分前に、300〜900 mgのバレリアンを飲んでください。

不安の場合：食事を取るときに、120〜200 mgを1日3回服用してください。

注意点

バレリアンを服用するときは、アルコール、鎮静剤、抗不安薬を避けてください。

まとめ

バレリアンは、睡眠を改善し、リラクゼーションを促進し、不安を軽減するのに役立つ可能性があるハーブです。

多くの人がバレリアンで素晴らしい結果を経験することが研究によって分かっています。

 その安全性とメリットを考えると、睡眠や不安に問題がある場合は、バレリアンに試してみるといいかもしれませんね。