この記事では、「ブルーライトカットメガネは本当に効果があるのか?」について書いています!
「ブルーライトカットメガネは効果がない!!」「眉唾な話だ!!」などブルーライトカットメガネは効果についてネガティブな意見って意外と多いですよね。。
私も知り合いに「あんなの企業がデータ偽造してるみ決まっているから、やっても意味ないよ・・」と言われて、そのまま受け入れていました。。
たしかに、「特許を取得した!」「カット率98.9%」みたいな宣伝文句が多くて「なんかうそくさいなぁ」と思ってしまうのが正直なところ。。
興味はあるけど「効果を証明した、具体的な研究ってないのかなぁ」など不安と心配が 出てしまいますよね。。
でも、じつは、効果は利益相反がありそうな企業の研究ではなく、いくつかの大学が行った研究でもちゃんと確認されているんです。
この記事に書いている「ブルーライトカットメガネは効果の有無」を読んでもらうだけで、あなたがブルーライトカットメガネに抱いている不安を消すことができます!
結論を先にいってしまうと、まずはメラトニンの生成を助けるのかを見極めることが大切です。じつは睡眠の基礎であるメラトニンの知識さえ手に入れれば、安心して使う事ができます。
では、そんな「ブルーライトカットメガネの効果の有無」について、これから詳しくお伝えをしていきますね。
ブルーライトカットメガネの効果の有無の判断基準はいったいなに?
結論から先に言ってしまうと、「ブルーライトカットメガネ」は効果があります。
なぜなら、いくつかの研究で効果が実証済みなんですね。そこら辺を詳しく掘り下げていきたいと思います。
では、何をもって効果があるorないを判断すればいいのでしょうか?
それは、「睡眠ホルモン」として知られる、メラトニンというホルモンの生成を助けるのか?という事がポイントになってきます。
- ブルーライトカットメガネの効果の有無の判断基準は「睡眠ホルモン」メラトニンの生成を助けるにかかっている。
「睡眠ホルモン」メラトニンとは
メラトニンとは、「睡眠ホルモン」や「暗闇のホルモン」と呼ばれる、人体が自然に生成するホルモンの事です。
「睡眠ホルモン」と呼ばれる理由
「睡眠ホルモン」と呼ばれる理由は、メラトニンは体内時計と一緒に働いていて「そろそろ眠る時間ですよ」といいうのを教えてくれます。
つまり、自然な眠気を感じさせてくれるのがメラトニンの役割です。
「暗闇のホルモン」と呼ばれる理由
また、「暗闇のホルモン」と呼ばれています。その理由は、日が沈み周りが暗くなったらメラトニンの分泌量が増えてくることから来ているんですね。
つまり、このメラトニンの分泌量が増え一定のレベルに達すると「人は眠気を感じる」わけです。
現代の生活はメラトニンの分泌量を減らしてしまう
メラトニンの役割と特徴については理解できたでしょう。ですが、現代の私たちの生活は、メラトニンの分泌量を減らしてしまうんです。
メラトニンは「暗闇のホルモン」と呼ばれるだけあって光にものすごく弱い性質を持っています。
今の私たちの生活は、夜になっても「室内の明かり」「テレビ」「スマホ」といった光で満たされていますよね。
そのため、メラトニンの分泌がうまく機能せずに体内時計が乱れてしまうんですね。
つまり、この体内時計の乱れが眠れない夜を作り出しているわけです。
- メラトニンの役割は自然な眠気を誘ってくれる事
- メラトニンは暗くなると分泌量が増える
- 一定のレベルに達すると眠気を感じる
- 現代の生活は光に満ちあふれている
- メラトニンは光にあたると分泌量を減ってしまう
ブルーライトで体内時計はどのていど乱れるのか?
では、ブルーライトの影響力は具体的にどうようなものなのでしょうか?ここで参考になるのが2015年にコロラド大学の研究です(R)。
この研究は、『「カフェイン」と「ブルーライト」という眠る前に避けたい2つが体内時計にどの程度影響を及ぼすのか?』ということを調べてくれています。
結果はどうなったのかといいますと、、
- カフェイン:体内時計が40分遅れた
- ブルーライト:体内時計が85分遅れた
- カフェイン+ブルーライト:体内時計が105分遅れた
といった感じです。かなりヤバそうな体内時計の乱れですよね。
ブルーライトカットメガネはメラトニンの生成を助けることができる
ブルーライトカットメガネはメラトニンの生成を助けることができます。
2013年にレンセラー工科大学の研究によると、ブルーライトカットメガネを着用すると明るい部屋にいてもスマホなどの電子機器を使用していてもメラトニンの分泌量に影響が出ないことが分かりました(1)。
また、2013年に行われた別の研究でもブルーライトカットメガネはメラトニンの生成を助けることが示唆されています(2)。
ブルーライトメガネが「メラトニンの生成を助けて体内時計の乱れを防いでくれている」ということは実証されているんですね。
すでにブルーライト対策をしている人はブルーライトカットメガネは必要ない!?
ここで1つ気になる点があると思います。
それは、他のブルーライトカットの方法で極力夕方から夜にかけて室内の明かりを下げている場合はブルーライトカットメガネはいらないのではないのか?という疑問です。
研究では、「明るい光」「薄暗い光」「ブルーライトカットメガネ着用した時」の夕方のメラトニンレベルを比較しました。
ここでいう「薄暗い光」とは、ロウソクの光や月の光、室内の照明を最低レベルに落としたものと考えてください。
その結果はどうなったのかといいますと、
- 明るい光はメラトニンの生成をほぼ完全に抑制した!!
- 薄暗い光は抑制しなかった!!
- 特に、メガネをかけている人は、薄暗い光にさらされた人と同じ量のメラトニンを生成した!!
- ブルーライトカットメガネは、明るい光のメラトニン抑制効果をほぼ相殺した!!
といった感じになっています。薄暗い光はメラトニンの分泌量を減らしてしまう事はないんですね。
すでに、夜になったら室内の明かりは最小限にしてアロマキャンドルやロウソクなどで薄暗い環境を心がけている方は、ブルーライトカットメガネを使う必要はあまりないのかもしれません。
ブルーライトカットメガネの最大メリットは安価で手軽そして効果的!!
ブルーライトカットメガネの最大のメリットは安価で手軽。そして効果的だという点です。
上でもチラッと書きましたが、ブルーライトをカットする方法はいくつかあります。
- フィリップスのヒューなど明かりを変えられる照明にして室内を暗くする
- ろうそくやアロマキャンドルを使う
- スマホにブルーライトをカットするアプリを入れる
- 赤色電球に切り替える
などが効果的なブルーライト対策です。
ですが今あげたどれもものすごく手間がかかるものですよね。
その点ブルーライトカットメガネは日が暮れたら着用すればいいだけですから手間がかからないんです。
なので、上にあげたブルーライト対策を「めんどくさい・・・」と感じた方はブルーライトカットメガネの購入を考えたほうがいいでしょう。
最新の研究で分かったブルーライトカットメガネの睡眠への効果とは
気にな事はもう1つあるかと思います。それは、睡眠への効果はあるのかという点です。結論から先に言ってしまうと「効果」はあります。
2009年にアメリカにあるトレド大学が行った研究は、参加者を就寝3時間前から「ブルーライトカットメガネを着用する」「ブルーライトカットメガネを着用しない」の2つののグループに分けて違いを調べました(4)。
結果、ブルーライトカットメガネを着用したグループは睡眠の質が大きく改善しました。
さらに、最新の研究でも効果が確認されているんです。
2019年にオランダにあるラドバウド大学が運動好きで不眠傾向のない健康な人を対象に行った研究によると(5)、
- 入眠までの時間が7分早くなった!!
- 睡眠の質が改善!
- 朝の集中力が上がっていた!!
という結果が出ています。
ただ、問題点が1つあって研究数が少ないことと決定的な証拠に欠けているということです。
今現在の研究を一言でまとめると「効果も確認されているし、興味のある方は試してみる価値はある」が正直な感想ですね。
「試してみる」or「試さない」はあなたが決めてください!!
まとめ
ブルーライトカットメガネの効果はいくつかの研究で実証されています。それは、効果の有無の判断基準であるメラトニンの生成を助けることができるからです。また、睡眠への効果もいくつかの研究で確認されています。たた、決定的な証拠に欠けるのが現状です。興味のある方は試してみてください。あくまで決めるのはあなた次第!!
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